昨夜の「BS20周年セレクション」

http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-01-04&ch=12&eid=13203

日曜スペシャル「僕たちはあきらめない〜混迷のハイチと子供たち〜」
1995年に放映されたハイチのストリートチルドレンのドキュメント。
「デモクラシーとは、分け合うこと」と語る13歳の少年に心を打たれた。

BSドキュメンタリー「アジアに生きる子どもたち」
2003年に放映。
黄土高原に暮らす成績優秀な小学6年生の女子が、最近登校してこない。
心配した校長が徒歩2時間の道程を経てその子の家を訪問する。
中学は義務教育だが、学校も交通手段も村に無いため入寮せねばならず自己負担が必要。しかし家の昨年の年収が500元、しかも収入源であるりんごが今年は不作。父親は進学させられない、家の手伝いをしろとの一点張り。
小学校の校長は語る「今の生活を抜け出すには進学しか未来は無い」
昼食が買えず、水を飲んで空腹を凌ぎ、級友が余分に買った駄菓子を差し出すものの頑なに拒むこの子の、明日はどっちだ!?

NHKのドキュメンタリーは「その後」をフォローしているようで、
前者は登場人物のうち2人は殺され、1人は生きているものの銃で撃たれて障碍が残る身体となってしまったそうだ。
後者は、視聴者から義捐金が寄せられ、機関を通じて地域へ送られたそうだが、主人公のその後については触れていなかった。

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と、シリアスな内容ながら、後者のワンシーン。
小学校の昼休み、子ども達がわらっと教室から出てくるのだが、
低学年の女の子が着ていたのが
「PUNK」
とボールド体でプリントされたTシャツはナイスでした。

主人公の自宅内に張り巡らされた毛沢東の写真も、急速な発展の陰を見る思いがした。